Quantcast
Channel: 今、伝えたい事・自分らしく生きるために
Viewing all 191 articles
Browse latest View live

地盤補強設計について思う事

$
0
0

寒くなりましたね。風邪をひかないように健康管理に注意が必要ですよね。

今回は、地盤補強設計について思ったことを記載してみました。

人工的に作った材料などは、実験・試験結果などからその材料の種類や強度がわかっている為、
目的に応じて、材料を選択し、設計をして使用します。
しかし、自然が生み出したものや自然現象は不解明な部分が多く、例えばいつどこに、どの程度の地震が起こるのか、
はっきりとはわかりません。
地盤も自然が生み出したものであり、そこに建築物を建てる時に、軟弱地盤では、地盤改良や杭工事を行います。
その設計では、安全率を使用して、計算結果の1/3の値を使用します。
それだけ計算上と実際では、未知数が多いという事でしょうか。ところで、住宅レベルでは、
昔から使用されている地盤補強工法である例えば小口径鋼管杭では、適切に施工していれば、
想像を超える巨大地震は別として、建物に有害な沈下を生じさせるケースは、
まず無いと思いますが。
もちろん人為的な施工不良による原因は、どの工法でも危険ですが。

ここで、住宅レベルの地盤補強では、常に、安全率1/3を使用することが適切であるのかどうか。
また、最近では、インターネットの発達により、各県の地盤データが閲覧可能となり、
多数のボーリングデータや地盤状況を調べる事ができます。また、各地域の地形図や
航空写真による土地の履歴、液状化の被害の大きさの目安、地震の揺れやすさの目安がわかります。

住宅の地盤調査では、スウェーデン式サウンディング試験が一般的ですが、固い層に達した場合、
その固さの指標として、近隣のボーリングでは、高い数字を示しているのに対して、
スウェーデン式サウンディング試験結果の固さの指標である換算N値を過少に見てしまうと、
それだけ、地盤補強工事費用に影響してくるケースも考えられます。いわゆる過剰設計。
従って、インターネットによる公共の地盤情報の活用や過去の実績、安全率に関しても、
検討する必要もあるのではないでしょうかね。
国際的には、安全率1/3を使用している国は、少ないと聞いています。設計計算も当然必要ですが、
つねに未来に向けて厳しくしていくのではなく、長年の実績と評価も考慮する事が過剰設計にならない様に
する為に、必要ではないでしょうか。

最近では、少数の実験や実績の少ない工法でも、地震にも効果があると営業している話を聞きますが、
これこそ、どの程度の安全率をみているのかと疑問を感じます。

PS
紅葉の季節になりましたね。紅葉見に行きました? 渋滞しない穴場がいいですよね。
私は、日帰りで紅葉見てきました。そして、露天風呂温泉に入り、ゆっくりしました。

 

 


2018年 新年あけまして、おめでとうございます。

$
0
0

新年あけまして、おめでとうございます。

本年も、宜しくお願い致します。

今年も、幸多き年になりますよう願っています。
平成も30年となりました。早いですね。

昨年から北朝鮮の長距離弾道ミサイルや米国のトランプ大統領の発言による影響、
韓国における日本への慰安婦問題、国内の憲法改正案、民進党の衆議院の分裂、
などなど多くの事があり、今年も引き続きいろんな事がありそうですね。

明るい話として、今後の東京オリンピックに向けて、スケート、柔道、卓球、レスリングなど
金メダルをねらえそうな選手がたくさん出てきています。楽しみですよね。
また、正月の箱根駅伝では、青山学院大学が4連覇を達成し、すごく強くなりましたね。

今年は、どんな年になるのか、人それぞれの願いが、かなえばいいですよね。
若い人は、まだまだ先が長いので焦ることもないでしょうが、だんだん年を重ねていくと
少しでもやり残した事がない様にしたいですよね。・・・なかなか難しいでしょうけど。

さて、最近つくづく私が思うのは、時代の流れと技術進化がすごく早い。
20年程で、コンピューターが普及し、携帯電話が登場して、スマホが出で、
今では、ほとんどの人がスマホを持ち、生活する上で必要になっていますよね。
これからは、さらに進化して、人工知能となるディープランニングにより、
人より、人工知能のほうが的確に判断する時代になる可能性が高くなってきています。
極端に言うと、ロボットや自動運転の車、人工知能により、人々の職場、つまり
人を必要としない仕事が多くなり、人がやれる仕事も減っていくのではないでしょうか。
特に、金融関連の仕事では、マイナス金利の中、スマホで送金ができたり、コンビニで
入金や出金をすれば、一般の多くの人は、銀行などにいく事もかなり少なくなりますよね。

時代の進化による便利さと古きよき時代も忘れず、2018年も楽しく過ごしたいと思います。
今年もよろしくお願いします。


 

 

個性を生かす

$
0
0

寒さも一段と厳しくなってまいりましたね。
風邪を引かないように健康管理が大切です。

さて、今回は、いつもと違って、個性について記載したいと思います。
個性をあらためて、辞書で調べると、個人がもつ特有の性質、特徴とあります。
人それぞれ、生まれながら違っているものがたくさんありますよね。
性格、知能、体力、考え方、体系、顔、声等々
学校生活では、同じ授業や同じルールの中で均一的に学び、卒業して、
社会に出て、働くわけですが、多くの人が、大手企業に面接に行きます。
当然に大手企業等であれば、職場環境や待遇、給料などが良く、人気があるわけですが、
採用されるのは、希望者のごく一部です。多くの大手会社に面接に行き、不採用となって
しまう人もいます。
昔であれば、一度、大手企業に入社すれば、年功序列でだんだんと給料が上がっていき、
生活も安定する事ができた時代もありましたが、現在では、リストラや大手企業でも
経営危機に陥ってしまうこともあります。また、大手企業に入社しても、自分自身よく
考えると、その仕事に向いていないと思う人も多くいるのではないでしょうかね。

そもそも一人ひとりに個性があり、楽しい事や興味がある内容が異なります。
また、抵抗も少なく長くやり続けられるものは、自分に向いている事では
ないでしょうか。更に、好きなことが仕事につながれば幸せですよね。
毎日、同じ景色を見ながら仕事をする事が嫌いな人は、外仕事向きであり、
また、人と接するのが好きな人は、接客業に向いていますよね。体を動かすのが
好きな人は、パソコンに一日中向かってする仕事は、苦手なのでは、ないでしょうか。

さて、数年前から建設業は、人手不足になっています。きつい仕事のイメージがあるのでしょうか。
ものづくりや自然相手に考えたり、工事をするこ事も楽しい仕事だと思いますよ。

最終的には、自分が楽しく思える仕事に就く事ができれば、ベストであり、その為には、
自分の個性を見つめなおして、何をするのかを選択する事が大切だと思います。
そして、夢をもち努力して、人々の役にたつ事、感動を与えたり、笑いを与えたりと、
人それぞれの生きる道を選択して、人生を築きあげる事ができれば、幸せですよね。
各社で、4月から新入社員が入社される時期ですが、建設業も少しでも人が増えていけば
良いと思います。

PS
友人、先輩後輩、職場、会社関係、女子会などなど、新年会の時期ですね。
今年は、どんな年になるのか、どんな年にするのか。
私も先日、新年会に行きました。
2017年の大晦日の試合、みましたか。チャンピオンベルトは、重いです。
  

WBO世界フライ級チャンピオン
木村翔さんとTwo-Shot





 

 

すごい寒い日が続きますね

$
0
0

すごい寒い日が続きますね。

12月の寒さと1月下旬の寒さは、全然違いますね。
今年は、1月22日に東京も雪が降り、高速道路は通行止め、一般道は、
渋滞で大変でしたね。寒いので、雪も解けるまで日数がかかります。
2月2日も雪が少し降りましたが、先月ほど積もらなかったので、
助かりました。気温は、0度から-1度ぐらいですかね。
首都圏は、雪が降ると交通網がマヒして、交通事故も多く、縁石を乗り上げている
車も多く、仕事帰りでも見かけました。この先は、雪が降らないことを願いします。

さて、今年は、平昌冬季オリンピックが行われていますが、現地は、-10度ですので、
すごく寒いでしょうね。
男子フィギュアスケートでは、けがをして、試合に出られなかった期間が長かったのに、
羽生結弦選手が金メダルをとり、オリンピック2連覇を達成しました。
また、スピードスケート女子500mでは、小平奈緒選手のオリンピックレコードでの
金メダル、うれしいニュースが流れました。
ものすごい練習量とメンタル面も鍛えているのでしょうね。

2020年には、日本でオリンピックが開催されるので、すごく盛り上がる事でしょう。
また、その経済的効果もすごいと思います。

PS
インフルエンザが広まっているので、健康管理に気を付けたいですね。

 

地盤調査方法は同じでも、中身が違う

$
0
0

風が強い日が続きましたね。春一番が吹きましたが、気温の差が大きく体調管理に気をつけないと
風邪をひきます。また、乾燥していることもあり、火事のニュースが目立ちますね。

さて、最近、他社の地盤調査から地盤補強の見積もり作成をするケースが多くなりました。
住宅建築に伴う地盤調査法は、スウェーデン式サウンディング試験方法がほとんどですが、
他社の地盤調査データをみると、地盤が軟弱であるにもかかわらず、軟弱なところから
少し地盤の強度が出始めたら、試験を終了しているデータを見るようになりました。
とくに、分譲地の地盤調査データに多く見られます。分譲地の場合は、まとまって、
調査が出来る為、調査費用も安くなっているから、すぐに調査終了にしているのかは、
わかりませんが、この様な地盤データをみて、どのように地盤対策をしたらよいのか困りますよね。
軟弱な地盤だから、固い層まで杭を圧入するにしても、地盤改良するにしても、
どの深度まで地盤補強すれぱ良いのか不明となってしまいます。

地盤調査員は、特別な理由がなければ、地盤が軟弱と判断できる場合は、
どのような地盤改良方法があり、調査地では、どのような地盤補強が選択できるのかぐらいは、
知識をつけて調査しないと調査不足になるという事を理解しなければならないと思います。

いくら地盤調査機械が進化しても、調査する人がどの程度まで測定するか、軟弱なところが
一部であれば、その付近の追加調査を実施するかどうかを決定しますので、地盤に関しての
知識を付ける事が必要であり、社内で教育するとか社外の講習会に行くとかして、勉強する事が
大切です。また、調査機械の自動化により、作業が昔より、楽になってもその機械を使うのは、
人間だという事を理解して、知識をつける事が重要となり、地盤調査費が同じでも、
調査員のレベルの差が、はっきり出てしまう結果となります。

 

住宅建築-地盤保証ありきでいいのか-2

$
0
0

もう少しで、梅雨明けですね。

前回の記事から、久々の投稿となりました。

仕事も忙しく、また、休日は、自分の興味のある事があり、時間をかけていたので、
記事投稿に、かなり日があいてしまいました。

さて、前に、住宅建築に際して、地盤保証会社の地盤判定について思ったことを
記載しました。
住宅を建築する場合は、地盤調査をする時代になっていますが、特に、数年前から
地盤調査の結果から、地盤改良が必要という判定割合が多い為、第三者的な立場で
地盤を判定するという地盤保証会社が、現在では多数あります。

地盤調査データから地盤補強工事が必要と考えられるところでも、『ベタ基礎で大丈夫です』
という結果を目にする事も多くあります。ある地盤保証の判断では、地盤改良必要で、
他の地盤保証会社では、必要ありませんと異なり、地盤保証会社同士の競争が出てきて
いるのではないでしょうか。
今後、この競争の結果により、地盤補強工事必要なところでも『大丈夫』という判定結果が
将来、建物の不同沈下事故が増えていかない事を願います。

地盤調査の結果から、建物を支える為の地盤の支持力や沈下などについて、どのような
場合に、検討が必要になるのかは、法律で記載されています。つまり、一般的に多く利用されて
いる地盤調査方法であるスウェーデン式サウンディング試験結果以外に沈下や建物の変形等を
検討する必要があるという事です。
この地盤調査結果から、圧密沈下、変形などの検討をしているケースが大半ですが、
この検討に使用する計算式は、推定式であり、各現場における精度はどの程度なのか。
前にも記載しましたが、この調査方法は、昔から利用されていて、住宅建築では、
一番信頼性があると思います。但し、沈下や変形など、なんでも精度よくわかるわけではありません。
従って、地盤に関する知識や経験積んだ専門家が必要になるわけです。しかし、専門家といっても
自社で調査している調査員からの調査報告や自分で現地に足を運ぶなど何もしないでわかる訳では
ありません。下請け丸投げ、現場を見ずに判断している会社は、かなり多いのではないでしょうか。

さて、沈下と記載しましたが、沈下には、即時沈下、圧密沈下、収縮沈下などがあります。
住宅建築では、この即時沈下については、ビルと違い荷重が小さい為、沈下してもすぐに
終了してしまい影響が少ないのに対して、長期的に発生する圧密沈下により、傾くことが
あります。この判断をする為に、上記の推定式を使用している場合があります。

しかし、収縮沈下は、どう判断するのでしょうか。例えば、埋設木などの空隙、埋め戻しや
盛土での転圧不足の空隙による沈下、降雨後に埋土が沈むなどの水締め効果的な細粒土の
移動による沈下、埋土内のガラの隙間による陥没沈下などは、圧密沈下の推定式で
どの程度わかるのか疑問です。

地盤の強度といっても場所や過去の利用履歴、造成方法などにより、様々であり、
地盤調査の結果、建物の安定性に不安があるのであれば、建築主様に説明する事が
必要である思います。

それを無視して、大丈夫ですとなったら、後から、建物に障害が発生する危険性がありますよね。
建築された建物が傾き、それを直すのには、限られて施工条件の中で工事をする為、
再び、沈下というリスクもあります。
価格競争や不確かな『大丈夫です』という事が蔓延しない様になればと思います。

PS
先月、仕事関係で岐阜県に行ってきました。車で行きましたが、かなり時間がかかりました。
仕事が終わり、ほんの少しの時間しかありませんでしたが、せっかくなので世界遺産である
白川郷に立ち寄りました。合掌造りの集落で、今も実生活の場として使われています。
豪雪地帯のため、自然が生み出した曲がった太い梁と屋根の傾斜が合致する特徴的な
建物でした。

     

地盤補強工事と地盤保証会社

$
0
0

2017年の暑い夏も終わりですね。
これからは、少しづつ涼しくなり、過ごしやすくなりますね。

今回も地盤保証会社に関しての記事になります。

以前より、地盤の専門会社が住宅建築をする前に、地盤調査を行い
その結果、建築会社様もしくは、お客様の要望により、第三者機関による
地盤保証をつけるかどうかを選択して頂いています。

最近では、地盤保証会社が直接、地盤調査や地盤改良工事を受注したり、又は、
地盤調査や地盤補強会社を紹介したりする様になりました。
但し、地盤調査も改良工事も保証会社自身で行うのではなく、
下請に依頼しているケースがほとんどではないでしょうか。

保証会社は、地盤調査依頼から受注し、地盤改良工事の見積金額を
数社から取り、それを建築会社様のパソコンで確認できる営業も行われ、
以前の地盤調査や地盤補強工事と地盤保証の境が無くなり、
地盤保証会社がすべて受注管理している話を聞くようになりました。
地盤状況は、場所により、著しく異なり、その地盤に適した地盤補強方法や
お客様の希望の地盤補強方法もあると考えますが、とかく、地盤保証会社の
集めた地盤改良工事の数社の見積書を、改良工事価格だけを見て、安い工法を
お客様に提案しているケースが多いとのではないかと私は、思います。

地震が多い日本、地盤改良工事にもその補強方法は、いくつもあり、
補強金額は、安いが、横からの力(水平力)に関しては、効果がほとんどない
工法もあり、どの程度期待できるか不明の方法もあります。
また、地盤と改良工事を複合的に検討しているのかよくわからない工事や
実績が少ない工法もあります。
もちろん地盤補強工事金額も住宅の建築では、重要なファクターですが、
それだけで決定するのは、疑問を感じます。
一生に一度の高額な買い物になるので、よく検討する事が必要だと考えます。

PS
今年の夏は、職場の仲間と沖縄に行ってきました。
私は、初めて沖縄に行きましたが、泳いだり、観光したりと楽しい時を
過ごしました。オリオンビールもおいしかったです。

  美しい海・ナイスビュー                美ら海水族館  
  

軟弱地盤の種類と液状化対策

$
0
0

久しぶりの記事更新です。少し長い記事になってしまいました。

急に寒くなってきましたね。10月末から11月初めに、台風が2回、本州に上陸しました。
雨が続くと現場作業はやりにくくなります。 

さて、今回は、軟弱地盤の種類について記載します。実際に軟弱な地盤は、多数に分けられると
思いますが、大別して、軟弱な粘土質の地盤が厚く堆積しているケースと
地下水位が高く、液状化する地盤に分けて記載したいと思います。

1.軟弱な粘土質が厚く堆積している場所は、現在、建物などなく空地であっても地盤が沈下している
場合や沈下はしていないが、建物を建てるとその荷重により、沈下してしまう場合があります。
どちらにしても、建物が傾く危険性がありますよね。建物が総2階と2階部分が、1階部分の位置と
異なっている場合は、1・2階部分のほうが重くなります。そうすると、そちら側に傾く可能性が考えられます。
この沈下の原因は、長期間にわたって、土と土の間の水が徐々に排水されて、堆積が減少する圧密沈下というものです。
軟弱層が厚ければ数年から数十年沈下が続きます。   

2.次に、地下水位が高く飽和された緩い砂が普段は、砂と砂の粒子がかみ合っていて、落ち着いている地盤が、
地震などにより、その砂のかみ合わせがはずれ、水中に浮いた状態になり、地盤の強度が失われ、建物が傾く
場合があります。この時、水の比重より、軽いものは、地上に浮き上がったりします。これを液状化現象といいます。 

さて、上記の場合の軟弱地盤対策として、軟弱な粘土質の地盤が厚く堆積しているケースで、例えば、
地面より、1.0m程度の土を取り、土より軽いもので置換えをしたとします。何も建物を建てない状態でも
沈下している地盤の場合、詳細に調査しないと沈下防止効果があるのかわかりません。圧密沈下は、長期間にわたり
沈下し続ける為、傾く可能性があるわけです。これは、建物が建築されていない状態で、沈下が収まっている場合でも、
現状地盤より、1.0mの土を取った所の土の強さが弱ければ、圧密沈下はしなくとも支持力不足で傾く可能性があります。

では、地下水位が高く、緩い砂地盤の場合、液状化する地盤の層が厚い場合、表層部分のみ固くするとか
土を他のものに置き換えても建物を支える力が失われる為、傾いてしまう事が考えられます。地震により、
水圧が上昇して、地上に砂と共に水が吹き上がる噴砂が発生する場合もあります。最近では、この地下水位が、
地上に噴き上がる前に、水の逃げ道を作っておく方法もありますが、地盤自体が強度を失っている為、
建物が傾く危険性はあります。 つまり表層のみ固くしても効果は少ないという事です。

建物の不同沈下防止策として、昔から固い層まで杭を打設する方法や地盤改良を行い液状化する層を少なくする工法が
採用されています。最近では、多くの地盤対策工法が出ていますが、実績が少なく売り込みの営業トークを信じて
採用した結果、建物が傾いてしまったとの話も聞きますので、事前に地盤の専門家に聞いてみる事をお勧めします。

PS
多くの地盤補強方法がありますが、昔から住宅に使用されている小口径の鋼管杭を主に私は、提案していますが、
今回、台風21号による大雨で奈良県三郷町の線路わきの法面が崩落したニュースが出ていました。
建物の下には、杭が打設されている様で建物は、崩れず残っています。杭がなかったら危険性が大きくなっていたと思います。
また、表層部分の地盤補強では効果がなかった可能性がありますよね。
擁壁ごと崩れているため、雨による水圧の可能性が考えられ、宅地造成時の擁壁自体に問題がないか
検証が必要ですよね。

毎日放送のニュース記事が下記に出ていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171031-10000001-mbsnews-l27  

   


地盤補強設計について思う事

$
0
0

寒くなりましたね。風邪をひかないように健康管理に注意が必要ですよね。

今回は、地盤補強設計について思ったことを記載してみました。

人工的に作った材料などは、実験・試験結果などからその材料の種類や強度がわかっている為、
目的に応じて、材料を選択し、設計をして使用します。
しかし、自然が生み出したものや自然現象は不解明な部分が多く、例えばいつどこに、どの程度の地震が起こるのか、
はっきりとはわかりません。
地盤も自然が生み出したものであり、そこに建築物を建てる時に、軟弱地盤では、地盤改良や杭工事を行います。
その設計では、安全率を使用して、計算結果の1/3の値を使用します。
それだけ計算上と実際では、未知数が多いという事でしょうか。ところで、住宅レベルでは、
昔から使用されている地盤補強工法である例えば小口径鋼管杭では、適切に施工していれば、
想像を超える巨大地震は別として、建物に有害な沈下を生じさせるケースは、
まず無いと思いますが。
もちろん人為的な施工不良による原因は、どの工法でも危険ですが。

ここで、住宅レベルの地盤補強では、常に、安全率1/3を使用することが適切であるのかどうか。
また、最近では、インターネットの発達により、各県の地盤データが閲覧可能となり、
多数のボーリングデータや地盤状況を調べる事ができます。また、各地域の地形図や
航空写真による土地の履歴、液状化の被害の大きさの目安、地震の揺れやすさの目安がわかります。

住宅の地盤調査では、スウェーデン式サウンディング試験が一般的ですが、固い層に達した場合、
その固さの指標として、近隣のボーリングでは、高い数字を示しているのに対して、
スウェーデン式サウンディング試験結果の固さの指標である換算N値を過少に見てしまうと、
それだけ、地盤補強工事費用に影響してくるケースも考えられます。いわゆる過剰設計。
従って、インターネットによる公共の地盤情報の活用や過去の実績、安全率に関しても、
検討する必要もあるのではないでしょうかね。
国際的には、安全率1/3を使用している国は、少ないと聞いています。設計計算も当然必要ですが、
つねに未来に向けて厳しくしていくのではなく、長年の実績と評価も考慮する事が過剰設計にならない様に
する為に、必要ではないでしょうか。

最近では、少数の実験や実績の少ない工法でも、地震にも効果があると営業している話を聞きますが、
これこそ、どの程度の安全率をみているのかと疑問を感じます。

PS
紅葉の季節になりましたね。紅葉見に行きました? 渋滞しない穴場がいいですよね。
私は、日帰りで紅葉見てきました。そして、露天風呂温泉に入り、ゆっくりしました。

 

 

2018年 新年あけまして、おめでとうございます。

$
0
0

新年あけまして、おめでとうございます。

本年も、宜しくお願い致します。

今年も、幸多き年になりますよう願っています。
平成も30年となりました。早いですね。

昨年から北朝鮮の長距離弾道ミサイルや米国のトランプ大統領の発言による影響、
韓国における日本への慰安婦問題、国内の憲法改正案、民進党の衆議院の分裂、
などなど多くの事があり、今年も引き続きいろんな事がありそうですね。

明るい話として、今後の東京オリンピックに向けて、スケート、柔道、卓球、レスリングなど
金メダルをねらえそうな選手がたくさん出てきています。楽しみですよね。
また、正月の箱根駅伝では、青山学院大学が4連覇を達成し、すごく強くなりましたね。

今年は、どんな年になるのか、人それぞれの願いが、かなえばいいですよね。
若い人は、まだまだ先が長いので焦ることもないでしょうが、だんだん年を重ねていくと
少しでもやり残した事がない様にしたいですよね。・・・なかなか難しいでしょうけど。

さて、最近つくづく私が思うのは、時代の流れと技術進化がすごく早い。
20年程で、コンピューターが普及し、携帯電話が登場して、スマホが出で、
今では、ほとんどの人がスマホを持ち、生活する上で必要になっていますよね。
これからは、さらに進化して、人工知能となるディープランニングにより、
人より、人工知能のほうが的確に判断する時代になる可能性が高くなってきています。
極端に言うと、ロボットや自動運転の車、人工知能により、人々の職場、つまり
人を必要としない仕事が多くなり、人がやれる仕事も減っていくのではないでしょうか。
特に、金融関連の仕事では、マイナス金利の中、スマホで送金ができたり、コンビニで
入金や出金をすれば、一般の多くの人は、銀行などにいく事もかなり少なくなりますよね。

時代の進化による便利さと古きよき時代も忘れず、2018年も楽しく過ごしたいと思います。
今年もよろしくお願いします。


 

 

個性を生かす

$
0
0

寒さも一段と厳しくなってまいりましたね。
風邪を引かないように健康管理が大切です。

さて、今回は、いつもと違って、個性について記載したいと思います。
個性をあらためて、辞書で調べると、個人がもつ特有の性質、特徴とあります。
人それぞれ、生まれながら違っているものがたくさんありますよね。
性格、知能、体力、考え方、体系、顔、声等々
学校生活では、同じ授業や同じルールの中で均一的に学び、卒業して、
社会に出て、働くわけですが、多くの人が、大手企業に面接に行きます。
当然に大手企業等であれば、職場環境や待遇、給料などが良く、人気があるわけですが、
採用されるのは、希望者のごく一部です。多くの大手会社に面接に行き、不採用となって
しまう人もいます。
昔であれば、一度、大手企業に入社すれば、年功序列でだんだんと給料が上がっていき、
生活も安定する事ができた時代もありましたが、現在では、リストラや大手企業でも
経営危機に陥ってしまうこともあります。また、大手企業に入社しても、自分自身よく
考えると、その仕事に向いていないと思う人も多くいるのではないでしょうかね。

そもそも一人ひとりに個性があり、楽しい事や興味がある内容が異なります。
また、抵抗も少なく長くやり続けられるものは、自分に向いている事では
ないでしょうか。更に、好きなことが仕事につながれば幸せですよね。
毎日、同じ景色を見ながら仕事をする事が嫌いな人は、外仕事向きであり、
また、人と接するのが好きな人は、接客業に向いていますよね。体を動かすのが
好きな人は、パソコンに一日中向かってする仕事は、苦手なのでは、ないでしょうか。

さて、数年前から建設業は、人手不足になっています。きつい仕事のイメージがあるのでしょうか。
ものづくりや自然相手に考えたり、工事をするこ事も楽しい仕事だと思いますよ。

最終的には、自分が楽しく思える仕事に就く事ができれば、ベストであり、その為には、
自分の個性を見つめなおして、何をするのかを選択する事が大切だと思います。
そして、夢をもち努力して、人々の役にたつ事、感動を与えたり、笑いを与えたりと、
人それぞれの生きる道を選択して、人生を築きあげる事ができれば、幸せですよね。
各社で、4月から新入社員が入社される時期ですが、建設業も少しでも人が増えていけば
良いと思います。

PS
友人、先輩後輩、職場、会社関係、女子会などなど、新年会の時期ですね。
今年は、どんな年になるのか、どんな年にするのか。
私も先日、新年会に行きました。
2017年の大晦日の試合、みましたか。チャンピオンベルトは、重いです。
  

WBO世界フライ級チャンピオン
木村翔さんとTwo-Shot





 

 

すごい寒い日が続きますね

$
0
0

すごい寒い日が続きますね。

12月の寒さと1月下旬の寒さは、全然違いますね。
今年は、1月22日に東京も雪が降り、高速道路は通行止め、一般道は、
渋滞で大変でしたね。寒いので、雪も解けるまで日数がかかります。
2月2日も雪が少し降りましたが、先月ほど積もらなかったので、
助かりました。気温は、0度から-1度ぐらいですかね。
首都圏は、雪が降ると交通網がマヒして、交通事故も多く、縁石を乗り上げている
車も多く、仕事帰りでも見かけました。この先は、雪が降らないことを願いします。

さて、今年は、平昌冬季オリンピックが行われていますが、現地は、-10度ですので、
すごく寒いでしょうね。
男子フィギュアスケートでは、けがをして、試合に出られなかった期間が長かったのに、
羽生結弦選手が金メダルをとり、オリンピック2連覇を達成しました。
また、スピードスケート女子500mでは、小平奈緒選手のオリンピックレコードでの
金メダル、うれしいニュースが流れました。
ものすごい練習量とメンタル面も鍛えているのでしょうね。

2020年には、日本でオリンピックが開催されるので、すごく盛り上がる事でしょう。
また、その経済的効果もすごいと思います。

PS
インフルエンザが広まっているので、健康管理に気を付けたいですね。

 

住宅地盤会社の位置づけについて

$
0
0

住宅地盤会社の位置づけについて

今回、住宅地盤会社の位置づけについて、記載します。少し長くなってしまいました。

長年、この業界の仕事に携わってきましたが、以前から、地盤調査を行い、その調査や
調査地の地形、既存家屋、周辺観察などから地盤の判定を行い、地盤が軟弱であれば、
対策を提案してきました。この流れは、今も同様ですが、変わってきたのは、地盤保証です。

以前は、地盤調査会社の判定から、建築主様や建築会社より、地盤保証を付けてほしいと
要望があれば、保証会社に連絡して、地盤保証を付けるケースでした。
しかし、地盤の専門会社である位置づけが、建築会社⇒地盤会社⇒保証会社という依頼の流れから、
建築会社⇒地盤保証会社⇒地盤会社という流れに変化しているケースを見ます。 この変化の要因は、
地盤調査会社の判定から、地盤の改良工事が過剰に行われているという風評などにより、変化した面も
あるのではないかと、私は思います。実際に本当に、そのような地盤会社が多いのかどうかの詳細は、
私は、わかりません。

  保証がついているというのは、モノを買う、工事をするなど、安心感がありますよね。
でも、実際には、保証を使わないで済むことが大切ですよね。例えば、地盤調査を行い
この土地は、地盤が良いので、地盤対策なしで建築できますとか、軟弱な地盤なので、地盤対策をしたほうが安全な為、
工事をした場合、どちらにしても、使用期間の中、何の問題もなく過ごせることが一番大切ですよね。
つまり保証は、万が一の時の為ではないでしょうか。
地盤保証が付くといっても、地震などの自然災害は、対象外ですし、保証期間もあります。その為、地震保険や火災保険に
入る人もいます。これは、保証ではなく、保険ですよね。
地盤保証を付ける場合は、当然費用が掛かりますので、入らない人も多くいます。

  さて、地盤工学会、日本建築学会、全国地質調査業協会などが構成している地盤品質判定士協議会があり、
地盤品質判定士という資格があります。
2月27日付で,地盤品質判定士が,国土交通省の「平成 29 年度 公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」のうち、
「宅地防災」の施設分野で登録されました。

私のいる会社では、地盤保証会社から地盤調査の依頼を受ける事は、ほとんどありませんが、
地盤に関しての専門家である地盤品質判定士の活躍により、直接、建築会社様や建築主様から以前のように依頼を頂き、
建築会社or建築主様⇒地盤会社⇒保証会社となる流れに戻るように、更なる信頼を築いていく事が大切です。

PS
もう少しで、寒い冬も終わりですね。早く、春が来てほしいですね。
先日、東京で集まりがあり参加してきました。東京の夜もきれいですね。



 

土地選び・・・・住宅建築

$
0
0

こんにちは、今回は、土地選びに関して、思ったことを記載します。

新築住宅を建てるのに、土地を探している場合、何を重要なポイントに
おいているか人により、違いますよね。

・駅から近く、徒歩圏内
・学校、病院、銀行、スパーなどが近くにある。
・高速道路のインターに近い
・眺めが良い高台
・勤め先が近い
・温泉が出る
・海の近く
・川の近く
・自然環境が良い
・田舎でのんびり生活したい。
・都心に近い
・地盤が良いところ
・生まれ故郷
 
 などなど

いずれにしても、日当たりが良い方がベストですよね。

さて、私が考えるに、人それぞれ土地を選ぶポイントが違いますが、
その土地が人命に影響が出る可能性があるところは、避けたいですね。
崖崩れなどの影響により、命に係わるところは、危険です。

そのほかの場合、たとえば、地盤が軟らかいところでも、購入者にとって、
その土地の魅力が大きければ、お金がかかりますが、地盤補強すれば
対応できるケースも多くありますよね。もちろん自分の希望の所が、価格も安く、
地盤も良好であれば、一番良いですが。

地盤が良くないケースの例で、埋め立地で瓦礫や産業廃棄物が大量に混入されている場合、
杭を打設しても貫入しない場合は、それらを取り除く必要があります。そうすると、
費用がかなり発生してきます。また、有害なものが混入されていると健康に影響します。
事前に、十分に調べる必要がありますよね。出来れば、避けたいところですが。

日本の国土の面積は、山地、丘陵地の割合が、大半を占めており、平地の割合は、
25%程度です。平地部に人口が密集しており、地盤が軟らかいところが多くあります。

土地の危険区域等は、国土交通省ハザードマップがあり、インターネット上で閲覧が
可能です。見てみると、危険個所がわかりますが、この地図の所以外にも危険個所が
あると思いますので、現地確認が必要ですよね。

国土交通省ハザートマツプへ

地震保証?もしくは、地震補償?・・・疑問

$
0
0

だんだん暖かくなってきましたね。春ですね。

今回は、地盤保証ではなく、地震保証?もしくは、地震補償?について記載しました。

民間の会社で地震に関して保証もしくは、補償するという話がでました。

これに疑問を感じました。よく聞く、地震保険は、大手保険会社が取り扱っている商品ですよね。
保険会社は、大手のたとえば、三井住友とか損保ジャパンとかたくさんありますよね。
この地震保険は、国の法律に基づいて政府と損保会社が共同で運営している公共性の高い保険であり、
地震保険料から経費を除いた額を保険金支払いのために積み立てることが義務付けられ、
政府が「再保険」という形でバックアップしていると聞きます。保険支払金額も何兆円又は、
何十兆円となることも想定しています。
東日本大震災での地震保険支払金額は、約1兆2千億といわれています。
保険会社を監督するのは、金融庁ですよね。

さて、金融庁に保険の届け出をしないのに、民間会社が地震補償・保証という商品を独自に
取り扱う事に問題がないのでしょうかね?どの程度の資力があって、そのような商品を出せるのか?
疑問を感じると共に、地震があった場合、加入者に支払いが可能なのかどうか、社会問題に
ならなければよいと思いますが・・・

地震が多い国である日本なので、建物も地震に対して、免震、制震、耐震など技術が進化して
被害をできるだけ最小に食い止める方法が生み出されています。
建物とは、別に、住宅地盤についての補強工法として、私は、小口径の鋼管杭工事をおすすめしています。
水平力の検討ができない安価な改良工法より、安全だと考えています。それでも、地震の規模により、
絶対に安全であるという事までは、言えません。それだけ自然の力は、計り知れないという
事だと考えます。そのような状況で、地震保証をするという事が本当に可能なのか疑問を感じ、
支払金額が多く、資金力がなければ倒産してしまいますよね。実際にどのくらいあるのでしょうか?
補償できる根拠が知りたいですよね。また、この商品の中身が地震保険と、どこが違うのか
商品名だけ聞くと、誤解を招きかねないですよね。

よく、言われる誇大広告の場合は、金融庁などが調査に入って確認する必要がありますよね。

PS
軟弱地盤である谷地を埋め立てた場合は、地盤調査が当然必要であり、地盤対策が必要となる
ケースが多いです。周りの地形から判断したり、高低差を気にして見る事が大切ですね。


「第三者的立場で・・・」という言葉

$
0
0

春が来て、暖かくなりましたね。気持ちが良い晴天が続いています。
しかし、花粉症でつらい人も多く、大変ですね。

さて、「第三者的立場で・・・」という言葉について記載したいと思います。
この表現は、よく聞きますが、何か問題がある場合などに、第三者機関を立ち上げて・・・
などと、ニュース番組などを見ていると聞きます。この第三者というと、一般的なイメージでは、
公正、中立的な立場で、物事を判断して、公表したり見解を伝えたりするように思います。
では、すべて、公正、中立なのかどうかというと疑念を感じる場合もありますよね。
どのような場合かというと、問題の案件に関係している人が、第三者機関のメンバーだったり、
営利を目的にしている場合などです。

いろいろな業界に、第三者的という言葉が使われていますが、営利のみを目的として設立された会社などの場合は、
本当に、公正、中立であるのかどうか考えないと、逆に、最終的に、お金を取られてしまうケースもあると思います。
聞こえの良い言葉ほど、よく内容を調べて、判断する事が必要だと思いますね。

PS
桜が満開ですが、花見に行きましたか。先日、私も花見に行きました。

目黒川桜まつり

埼玉県の桜道




鋼管杭が大惨事を防ぐ

$
0
0

鋼管杭が大惨事を防ぐ

今回は、日経ホームビルダー4月号に記載された「鋼管杭が大惨事を防ぐ」という
記事について、記載したいと思います。この雑誌の読者の人は、既に、ご存じの内容ですが、
奈良県三郷町の近鉄生駒線沿いの高台にある住宅地の高さ5mの擁壁が崩落して、
大惨事になるところでしたが、住宅の基礎下には、鋼管杭が固い層まで打設されていた為、
家は、崩れ落ちる事はなかったという事でした。
テレビニュースなどでも報道されたので、ご存知の人も多いと思います。

この擁壁の崩落の原因として、奈良県の最終報告では、造成地盤は、軟弱であり、
豪雨の影響により、地下水位が上昇して、水圧で擁壁がすべり落ちたという見解でした。

住宅建築にあたり、住宅は、崩落せずに大惨事を免れたのは、鋼管杭を選択したからだと思います。
他の改良方法を選択していたらと思うと怖くなりますね。まして、この住宅地のすぐ脇には、
近鉄線が走っているので、より危険性が高いですね。日経ホームビルダーの記事を読むと、この擁壁は、
宅地造成等規制法の許可がおりていたが、事故前から擁壁に変状が現れ、過去に補修もしていたとの事。
擁壁側の直径10㎝程度の鋼管杭数本が、威力を発揮し、家の崩落を防ぎました。

さて、住宅などの地盤補強方法は、今では、いろいろありますが、むかしから採用されている
小口径鋼管杭工法が、地盤状況にもよりますが、一番安心だと私は思います。
最近は、コストのみを考え、安価な工法が多用されていると思いますが、鋼管杭工事も以前と違い、
著しく高いわけではありませんので、検討したほうが良いと考えます。安心安全が一番ですからね。

詳細は、http://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/bldhbd/15/1804/112900015/

PS
ゴールデンウィークもはじまり、渋滞もありますが、多くの人達が出かけますね。

芝桜の丘

建物の地震対策も大切・地盤対策は?

$
0
0

ゴールデンウィークも終わり、梅雨の時期になってきました。
天候も熱い日もあれば、一気に気温が下がる日もありますので、体調管理が
大切ですよね。

 今後、大地震が起きる可能性が高いと言われている中で、住宅の地震対策として、
耐震、制震、免振などの方法で、地震よる建物に及ぼす力を軽減する方法を
検討・採用している建築会社が多くなりましたね。
これからもどんどん耐震技術開発がされ、安全で安心な家づくりに期待します。

さて、建物の耐震化が進んでいる状況にあるのに、建築前に行う地盤調査の結果、
地盤補強が必要であると考えられる土地でも、対策をせずに建築して、傾いてしまったという
話も聞きます。地盤調査会社が地盤補強対策が必要と判断しても、地盤保証会社が無対策で
大丈夫と判断し、建物が傾く事故が発生するとしたら、建物の地震対策の前に地盤対策が
必要ですよね。地盤保証会社も最近では、多数あり、地盤調査をする前から、補強工事を
減らせますなどの営業をしているところは、注意が必要ではないでしょうかね。実際に
地盤調査をしてみないとわかりませんよね。
軟弱地盤では、当然、地震の揺れも大きくなる為、まず、地盤について、よく検討する事が必要です。

私は、地震による横からの力に抵抗する為、住宅などの低層の建物であれば、小口径の
鋼管杭をお勧めしています。他の工法で安価な工法もありますが、とかく水平力が期待できない
場合や実績がほとんどない工法では、不安ですよね。自然の力は、計り知れないですが、
その中でも以前から、多用されている工法であれば、今までの地震は経験している為、その結果も
出ているからです。

PS
先日、一足早く、第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞(パルムドール)を受賞した是枝裕和監督の
映画「万引き家族」を見てきました。この監督の作品は、映画を見た後、社会や生き方、幸せ、真実など
考る機会を与えてくれる内容になっていると私は思います。独特な演出になっていると思います。
以前も、「そして父になる」、「三度目の殺人」を見ましたが、そう感じました。
多くの作品があり、人それぞれ好みが違いますが、興味のある人は、この『万引き家族』、見たほうが良いと思います。

 
映画館にあったフライヤー

地盤調査と地盤の判断についてクオリティを高める事が大切!

$
0
0

 暑いですね。毎日35℃を越える猛暑です。
毎年、熱くなっている気がしますよね。
熱中症の人がすごく増えていますので、注意が必要です。
外仕事は、細目に休憩とり、水分補給が大切です。

さて、今回は、地盤調査と地盤の判断についてクオリティを高める事が
非常に重要だと感じています。
最近、とくに、いろんな会社の地盤調査結果から、地盤補強対策を検討するケースが
増えています。地盤調査のデータをみて、固い層迄の調査不足や層厚を確認していない
ケースがあります。また、どう見ても不安だと考える場合には、再調査を行います。
再調査の結果、最悪な場合は、当初予定した内容の工事を変更するケースもあります。
また、地盤調査結果に基づく、判断にしても、地盤が弱く軟弱と考えられる場合も
大丈夫と判断し、ベタ基礎で対応可能とか、その逆で、この地盤は、関東ローム層が
認められる安定した強度を示す地盤のため、ベタ基礎対応可能と判断するところ、
地盤保証会社から地盤改良必要とかになり、これは、会社としてではなく、担当者により、
判断が異なるのかと首をひねる場合があります。

地盤調査データに関して、地盤調査機械の違いや手動と自動の違いと言われるケースが
ありますが、私は、調査機械による影響は、まず無いと考えています。
それは、自動の調査機械を開発した段階で、事前にテストを行っています。また、購入予定の
会社でもテストしていると思います。では、その違いは、・・・

最終的に、人間が関わる仕事は、その関わる人のクオリティの差が結果として、一番
影響があると考えています。その為に、人に対して、資格制度や倫理規定、教育がされる
わけですから、各セクションの担当者は、精度、質を上げる事が必要であり、
大切だと思います。

PS
夏と言えば、海、そして夏祭りですね。各地で祭りが行われているので、
出かける人も多いのではないでしょうか。私も、地元の祭りを見に行ってきました。

 

平成の最後の夏

$
0
0

こんにちは、久しぶりの記事更新です。

平成最後の夏は、異常に暑いですね。
7月23日(月)、埼玉県熊谷市で41.1℃まで気温が上がり、日本歴代最高を更新しました。
そのほか、各地で最高気温の更新がみられ、非常に暑い夏となっていますね。

熱中症で病院に行く人の数も多く、外仕事、特に、土木、建築で働く外仕事の人は、
十分に水分と塩分チャージ、細目に休憩をとり、この夏を乗り切るしかありません。
特に、調子が悪くなってから休憩しても、回復しにくく、具合が悪くなる前に、
休憩と水分補給が大切ですね。

さて、ここまで暑くなると、昼間に遊びに出かける人も少なくなるのではないかと思います。
これから、夏は、深夜に営業する店が増え、夜に遊びに行く時代になるかもしれませんね。
東京オリンピックもサマータイムの導入など検討に入っているようです。

平成最後の夏は、全国高校野球100回記念となり、最多の高校数が出場している為、
暑い夏を家で、クーラーのきいた部屋で、野球観戦している人も多いのではないでしょうか。

猛暑の夏に遊びに行く観光先として、わたしは、鍾乳洞がおススメです。
鍾乳洞は、雨水が降ってくる際に、大気中の二酸化炭素を吸収し、さらに地中にしみこむ時、
腐食した生物が発生する二酸化炭素も吸収して、酸性になり、石灰岩をとかして、長い年月を
かけて、できた洞窟が鍾乳洞です。すごく神秘的で、洞窟の中は、涼しく15度ぐらいです。
先日、職場の仲間と行ってきました。

この平成最後の猛暑、早く、涼しくなって欲しいですね。

PS
軽井沢も暑いですが、まだ、都心よりは、涼しいです。 
                                                                
  

 

Viewing all 191 articles
Browse latest View live




Latest Images